6月7日〜6月10日

南米と南洋の楽園クルーズ

【6月7日 航海日】

最後の寄港地ホノルルを出航して、いよいよ日本を目指す最後の航海日になりました。早く日本に帰りたい、けれどもう少し航海を続けたい…相反する思いが複雑に交錯します。お客様はそれぞれ荷物整理をしながら、帰国に向けた準備に入っているようです。
今夜はグランドフィナーレ。船内、寄港地の写真をスライドに映しながらクルーズを振り返り、エンターテイナーやスタッフからお客様への感謝の気持ちをお伝えしました。

桜の花が咲き誇る4月3日横浜、4月4日神戸。出港ダンス「WAになって踊ろう」の軽快なリズムに乗ってにっぽん丸は出港しました。船が進むに連れてどんどん変化してゆく海の色。神秘の世界と手付かずの自然が残る素晴らしい楽園の島々。大航海を航く白い船体の「にっぽん丸」は8カ国12の港を巡ってきました。行く先々でさまざまな人々との出会いがあり、イルカ、クジラ、カメなど海洋生物との出会いもありました。夜空を見上げれば光り輝く「南十字星」、満点の星空に包まれました。船でなければ、見ることができない景色、船でなければ味わうことのできない人との出会い・・・。司会の水野さんのコメントですが、これまでの約2ヶ月の航海の毎日が心に浮かんできました。お客様おひとりおひとりが感じられた感動を、少しでもこのブログから伝えられたなら幸いです。

最後は中山キャプテンからの挨拶。そのあと、ホール出口の通路にエンターテイナー、スタッフが勢ぞろいとして、お客様をお見送り。それぞれ再会を誓い合いながら、堅い握手、涙をぬぐいながら…グランドフィナーレが終了しました。

【6月9日 横浜入港】



いよいよ帰国日となりました。大桟橋には、多くのお出迎えのご家族、ご友人の方がお見えになり、帰港式も行われました。日焼けした顔と両手に沢山の土産を持って、久々の再会を喜び合う光景が、4階デッキと大桟橋それぞれで広がります。入国審査と通関をして、ご家族が待つご自宅へと向かいました。

夕方5時。横浜出港し、一路最終目的地神戸へ向かいます。何となく淋しくなった船内では、思い出を語り合い、住所を交換。再会を約束する姿がありました。

【6月10日 神戸入港】

ところで、『楽園』とは一体どういうものなのでしょうか?
まぶしい太陽、青い海、白い雲、小鳥達のさえずり…皆様それぞれに『楽園』に対するイメージがあるでしょう。もしかしたら誰も見たことのない、未知の世界なのかもしれません。でもブログの文章を書きながら、あらためて、クルーズを振り返ってみたり、お客様のお顔を拝見したり、感想をお聞きしたりしていると、おぼろげながらわかってきた気がします。心からリラックスし、心から笑い、楽しめる空間。もしかすると、『にっぽん丸』そのものが楽園なのかもしれません。
私は、船旅の楽しさを伝えたくて、ブログを書いてきました。でも、それはとても難しい体験でした。
お伝えしたいことや、ご覧いただきたかったものは、もっともっとたくさんありましたし、船旅の魅力は、一言では語りつくせません。きっと、どんなに有名な文豪でも、どんなに著名な写真家でも、本当のクルーズの楽しさは伝えられないのかもしれません(やや自己弁護です)。

そしてもう一つ。このクルーズの船長を務めた中山重正キャプテンから、「今クルーズが、現役船長として最後の航海になります。」と発表がありました。6月10日の神戸入港の際には、いつものように笑顔でお客様をお見送りするキャプテンの姿がありました。そして多くの乗組員・スタッフに見送られ、キャプテンはまた、いつもの笑顔で船を降りていきました。
最後にその写真を掲載させていただき、南米と南洋の楽園クルーズのブログは最終章とさせていただきます。


ブログを読んでいただいた皆様に、この場をお借りして、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。いつかきっと、にっぽん丸船上でお会いしましょう。

  • 2009.06.16
  • にっぽん丸ツアーチーム

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