4月28日〜5月5日
【4月28日イースター島】

朝6時半、操舵室では中山キャプテン以下航海士が、無線連絡を頻繁に取り合い、まだ夜が明けないイースター島の街の明かりを目前に見ながら、安全に通船運航ができる場所を確認していました。昨日の中山キャプテンからの船内放送では、「今日よりも明日は天気が悪くなる」との事で、何としてでも今日上陸したい。と願うばかりです。安全な乗り降りを行う為、錨泊地(いかりをおろす場所)が変更になり、予定より少し遅れて11時過ぎから上陸が始まりました。上陸場所は、15体のモアイが並ぶアフ・トンガリキのすぐ近く。にっぽん丸のお客様の上陸をモアイ像が出迎えてくれている感じです。イースター島は周囲58km。四国の小豆島とほぼ同じ大きさ。オランダ人が1722年の復活祭の日にこの島を発見したことから、復活祭=イースターの名前が付いたとか。この島にある1000体を数える石の巨像がモアイ像。大きなものは、高さが20mを超えるものもあるそうです。モアイ像の中には、なぎ倒されてるもの、製作途中で放置されているものなどもあり、いったい何のために作られたのか、どうやって運ばれてきたのか、いまでも多くの謎に包まれているモアイ像。そんなモアイ像を見ながら神秘のベールに包まれたイースター島へいよいよ上陸です。

上陸すると皆さん待ってました!と言わんばかりに、「うわ〜大きい」「すごいわね〜」「これを見るためにこのクルーズに乗ったんですよ。」と嬉しそうにカメラを片手にパチパチ写真を撮りながら歓声が聞こえてきます。本物のモアイ像が目の前にあるわけですから、感動もひとしおです。しかし、この島には、日本語を話すガイドさんがたった3人しかいません。この人数では、にっぽん丸のお客様に充分なご案内ができないので、今日は私達ツアーチームも各観光地でお客様をお迎えし、ご説明しました。実は、連日明け方近くまで猛勉強し、今日に挑みました。雨の天気予報も見事に外れ、ちょうどいい気温の中、イースター島の観光ができたお客様はご満足の様子です。にっぽん丸へ帰る時、夕焼けの中に建つモアイ像が、何となく淋しそうな顔に見えたのは私だけではないはずです。『さようならモアイ像。また会う日まで。』
ほとんどのお客様が帰船して、私達は、船に戻るために、折り返しのボートを岸壁にて待っていました。しかし岸壁にやってきたのは、ボートではなく、激しいスコールだったのです。幸いお客様の乗ったボートはすでににっぽん丸に到着済みで、雨に降られることはなかったようです。さて、私達の濡れ具合はと言うと…にっぽん丸に戻るとスタッフから「海に落ちたの?」と聞かれるほど。体から水滴がポタポタ落ちていました。
【4月30日〜5月2日】
イースター島への上陸を終え、次はいよいよ南米大陸へ向けての航海中です。29日はもともとイースター島の上陸予備日として設定されていた為、午前中は、イースター島の沖を周遊。にっぽん丸の船内から眺めるモアイ像もまた趣がありますね。デッキは少々風が強い中、カメラを構える多くのお客様の姿が見受けられました。さて、イースター島からバルパライソに向かう航海中も多くのイベントが行われました。パペーテから乗船された遠山先生のスペイン語講座も大人気です。バルパライソ到着までに計8回行われましたが毎回会場は大盛況。物の買い方や、あいさつなどを教わり、後半の講座ではスペイン語の唄も全員で大合唱。「旅をしながら、学べるなんていいですね」との言葉と一緒に、スペイン語が身近になったと感想を仰っていた方がいました。
【4月30日 終日航海】

イースター島から乗船された環境フォトジャーナリストの藤原幸一先生による地球環境に関する講演が行われました。第一回目の講演は、「白い大陸・南極 ペンギンが泣いてるよ。」と題して、日本の37倍もの広さがある白い大陸、南極に暮らす沢山のペンギンたちが今、死に絶えようとしている…地球温暖化や環境問題、言葉は知っていても、普段なかなか知ることのできない現実を、映像と藤原先生の講演から知ることができ、ただただ驚かされるばかりです。この先も藤原先生は船内にて、砂漠に咲く不思議な花の話や、ガラパゴスの講演などをしてくださるそうで、興味深いものばかりです。

そして夜は、林家錦平師匠による落語とにっぽん丸恒例のスタッフ大喜利です。クルーズスタッフ、ツアースタッフに加え今回はダンスインストラクターの須山一夫さんと何と!ソプラノ歌手の飯田みち代さんも参加。落語家とクルーズスタッフ、ダンスインストラクターそして、ソプラノ歌手との≪にっぽん丸夢のコラボレーション≫とでもいったところでしょうか。とんち相撲や娘商売のお題をもらい会場は笑いの渦に包まれました。
【5月3日 終日航海日】

今日は航路を少し変え、ロビンソン・クルーソー島に接航です。イースター島への上陸が万事うまく行ったので、航海時間にも少し時間に余裕があるとか。思いがけないプレゼントです。ロビンソン・クルーソー?彼はイギリスの小説家ダニエル・デフォーの小説で最も有名な作品「ロビンソン・クルーソーの生涯と奇しくも、驚くべき冒険」の主人公。物語は、船乗りになって成功した主人公ロビンソン・クルーソーが、ブラジルの農園主になるが、安定した生活に物足りず、再び冒険の旅に出ます。しかし途中、船が座礁して、やっとたどり着いた無人島が、ロビンソンクルーソー島。この島は、彼が27年間と2ヶ月19日間孤独や苦境と戦いながら、これらを乗り越えるための創意工夫を述べた小説の舞台。名前は知っていても、この島が小説の舞台と知ると、「あ〜昔、読んだ読んだ。懐かしいねぇ。」


さて今夜のメインショーはお客様が主役のかくし芸大会。船内で参加のお客様を募ったところ、「吟詩」「フラメンコギター」「大道芸&マジック」「漫才」「バイオリンの弾き語り」「バナナの叩き売り」を演じる6組7名の芸達者なお客様の応募がありました。会場のドルフィンホールは開演前から湧き上がっていました。あちらこちらで『クスクス』『ゲラゲラ』と笑い声が聞こえてきます。いつも以上の盛り上がりです。それもそのはず、今夜の夕食は、〜焼酎の夕べ〜と題し、いつものおいしい夕食に加え、にっぽん丸特製の「烏賊塩辛」と日本全国各地から11種類の焼酎と泡盛が用意されていたのです。開演と同時に会場はさらにヒートアップ。お腹を抱えて笑いこむ姿や、なんとおひねりも沢山舞っていました。このブログを書きながらもちょっと思い出し笑いです。
【5月4日〜5日 バルパライソ】


少しずつ、陸地が見えてきました。はるばるやって来ました南米大陸。丘に建てられた家やビルが近づいてくると、なんだか新鮮な気分。久々に大都会にやってきた感じです。〈天国のような谷〉と言う意味を持つバルパライソ。丘が港を囲んで、絵に描いたような入港風景です。しかも今日は雲ひとつない快晴。後で地元の方に聞いた話ですが、こんないい天気は年間にも数える程だそうです。初日は12時入港でしたので、午後はシャトルバスにて世界遺産地域へ行き、自分の足で街を歩いた方。そして、近郊のビーニャ・デル・マルと呼ばれる景勝地とバルパライソ市内を見学する半日観光のオプショナルツアーはバス3台のお客様が参加。

さらに夜は丘に上がり夜景を見るコースも。夜景オプショナルツアーに参加されないお客様もにっぽん丸の船内から、キラキラと光り輝くバルパライソの街の明かりをご覧頂いていたはずです。
2日目の天気はあいにくの曇り。皆様口をそろえて「昨日入港でよかったですね〜」と。今朝は、オーバーランドツアー3コースの出発があり、3コースで合計約130名の方がイグアスの滝や、マチュピチュへと5日間の旅に出発していきました。そして、今日は、バルパライソから約120km離れたチリの首都サンチャゴまでの日帰りツアーも実施されました。途中は近年日本でも人気が出てきたチリワインの産地でもあるカサブランカ盆地を抜け、大都会サンチャゴへ。何とサンチャゴの丘に登ると遥か遠方にアンデスの山々が見えてました。感激です。午後は、サンチャゴ市内の民芸品市場でお買い物をして、にっぽん丸へと戻ってきました。
- 2009.05.11
- にっぽん丸ツアーチーム
皆様からのコメント
こんにちわ。
イースター島上陸出来て良かったですね。
船の停泊や、上陸が、そんなに難しいとは、知りませんでした。
皆さんは良かったですね。
モアイ像。。ほんとうに神秘的ですね。
モアイ像さんには失礼ですが、二等航海士さんの方が、ハンサムです。。
絶対に・・・・
船内のイベントは、とても楽しそうですね。。
お友達もたくさん出来るようですし、
両親が船旅にハマルのが分かるような気がします。
またの日誌を楽しみにしております。
今回も素晴らしい日誌をありがとうございました。
2009年5月13日 ひろみん さん
イースター島ってやはりミステリアスな雰囲気がありますね。またロビンソン・クルーソー島も本当に孤島といえて、そこでの苦闘の生活など想像を絶します。南米の様子は、文面からも気分的にラテンな雰囲気が伝わってきます。父もイグアスの滝やタンゴを楽しんだことと、少し羨ましく思っています。次回のレポートも楽しみにしております。
2009年5月13日 シカゴ さん
いつもきれいな写真とレポートを楽しませてもらっています。
ブリッジカメラもあるので、今クルーズの様子がとてもとてもよくわかります。毎日うらやましく・・・
イースター島、私もいつかきっと行くから待っててね、の気分です。
ナスカの地上絵もレポートされるでしょうか?
2009年5月14日 にっぽん丸だいすき さん
こんにちわ。
タヒチ、ボラボラの美しい海と、
イースター島のモアイをバックに両親が写った絵葉書が先日届きました。
母が前回同様に、
パソコン教室でご指導いただいているようで、
一生懸命、作製してくれたようです。
手作りの絵葉書は、とても嬉しいです。
この場をお借りしまして、
ご指導いただきました先生ありがとうございました。
両親の船旅での、世界中からの絵葉書は楽しみで、とても嬉しいです。。
今回も素敵なクルーズ日誌ありがとうございました。
2009年5月23日 ひろみん さん
こんにちわ。
先日、イースター島とタヒチボラボラのお写真付の手作り絵葉書が届きました.
にっぽん丸さんでのパソコン教室で、一生懸命、母が作ったそうです。
とても上手な仕上がりでした。
いろいろなお教室があるようで、楽しそうですね。
モアイ像、本当に神秘的ですね。。
神秘のベールに包まれた島に、
皆さんは、上陸出来て羨ましいです。
2009年5月26日 ひろみん さん
お帰りなさい。我が家の両親も「楽しかった」と写真を見ながら思い出話をしていて、特にイースター島が印象的だったようです。そしてそのイースター島をイメージして作曲をしたunoのファンになったみたいで喜んでいます。また夜の船からのハワイ島の事も楽しそうに話していました。良い旅をありがとうございました。
2009年6月21日 サリエル さん
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